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Google AdWordsを使った採用動画戦略! テンナイン・コミュニケーション

テンナインコミュニケーション
通訳や翻訳、英語教育などのサービスを行う株式会社テンナイン・コミュニケーションは、1年前に1日1000円の動画広告を開始し、優秀な人材を採用することに成功したといいます。

インタビュー

広報 松本 匡史さん    代表取締役 工藤 紘実さん

今回編集部は、同社代表取締役の工藤紘実さんと広報の松本匡史さんに、動画を使った採用手法について、お話を伺いました。

人材紹介サービスだけでは限界を感じていた

会社紹介がメインとなる表バージョンの動画

採用動画を制作する以前のテンナイン・コミュニケーションでは、人材紹介サービスによる雇用がメインで、一定数の応募者はいるものの良い人材は集まりにくく、高額な採用コストにも悩まされていました。また、応募者のやりたい仕事と実際に行う業務内容とでミスマッチを起こし、なかなか採用までいたらないケースも多かったといいます。
同社ではこれらの課題を解決するために、Googleが提唱する動画を使った「ダイレクト・リクルーティング」という採用手法を取り入れました。

工藤さんは、「採用動画を通じて弊社への興味をもってもらったり、ミスマッチを減少させたりすることを狙いました」と語ります。

謎の宇宙人が登場する!?裏バージョンの動画

同社では、会社紹介がメインとなる表バージョンと、コメディ調の裏バージョン、2種類の動画を同時に公開。これらの動画は1日で撮影され、出演はすべて社員の方にお願いしたとのこと。

Googleの動画広告を使ってアプローチ

ダイレクトリクルーティング

テンナイン・コミュニケーションでは、自社にマッチした多くの人材に動画を見てもらうため、広告出稿サービス「Google AdWords」の「動画広告」を使って宣伝をしたそうです。

Google AdWordsの動画広告の種類

●インストリーム広告
視聴しようとする動画の再生前などに表示される動画広告です。
再生開始から 5 秒が経過すると、広告スキップが可能。

●バンパー広告
視聴しようとする動画の再生前などに表示される6 秒以下の動画広告です。
この広告はスキップすることができません。

●ディスカバリー広告
YouTubeの動画検索の結果や関連動画一覧の中に表示される広告で、サムネイル画像をクリックすると、動画が再生されます。

上記の動画広告のうち、同社が使用したのは「ディスカバリー広告」。

ディスカバリー広告

YouTube再生画面に表示される「ディスカバリー広告」

広告のターゲット設定は20歳~30歳の男女で、過去に海外に住んでいる人材を採用した経緯から、地域は限定せず、日本国外の視聴者も狙いました。

動画の制作指揮を担当した松本さんは、「動画を公開したあと、すぐにGoogle AdWordsのディスカバリー広告を使って広告を出しました。宣伝をしないとほかの動画に埋もれてしまい、絶対にだれも見てくれないと思ったからです」と言います。

採用動画は映像のクオリティ、テンポの良さ、3分以内におさめるということを制作会社に依頼。さらに動画がクリックされやすいようなサムネイル画像をセレクトしたそうです。

広告費は1日1000円で継続中

オフィスロゴ

Google AdWordsに使用した広告費は、1日1000円で現在も継続中。その結果、テンナイン・コミュニケーションの採用動画は1年間でおよそ9万回以上再生され、狙い通り多くの人に視聴されました。

動画の反響について、工藤さんは「実際に動画から採用できた社員は1年間で2名ですが、今まで自社サイトからの応募は0名だったので、人材紹介サービスに頼らず優秀な人を採用できたことは弊社にとって、とても大きな成果です」と語ります。さらに動画視聴からの応募が増えたことで、採用コストの削減や業務内容のミスマッチ減少にも繋がったそうです。

また、就活生が複数社から内定を貰っていた場合、動画が入社を決める最後のひと押しになることも多く、「どこの会社に入ろうか悩んでいたとき、動画を見てアットホームな雰囲気に惹かれて、ここに決めました」、「文字だけでは伝わりづらい業務内容がわかりました」などといった声もあったといいます。

同社ではさらなる人材確保のため、通訳・翻訳コーディネーターという職種を、よりわかりやすく伝えるための動画制作を検討しているそうです。特定の人材をターゲットにした動画広告という手法は、採用に苦戦する中小企業にとって、課題解決のヒントになるのではないでしょうか。

<過去の記事>

(株)テンナイン・コミュニケーション
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