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PRで応募者が2倍!生駒市役所の採用動画とメディア戦略

生駒市ポスター

皆さんは、公務員に対してどんなイメージを持たれていますか?
「安定しているけど、地味で堅苦しくてつまらなそう」といったイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
奈良県の生駒市役所では、就職先に安定や待遇より仕事のやりがいを求める民間志望者に、これまでのイメージを払拭し興味を持ってもらえるよう、採用動画の公開だけでなくさまざまな採用プロモーションも行っています。

採用動画とハッシュタグ

生駒市職員採用ムービー「#生駒は違う」

上記の採用動画では、生駒市役所で働くさまざまな部署や役職の11人が出演。それぞれ仕事のやりがいや職場の雰囲気を語っていますが、実は皆さん台本なし。等身大の姿と生の声で、リアルな魅力を伝えています。
およそ3分間の動画ですがクオリティの高い映像美と、コメントに合わせて表示される#(ハッシュタグ)で、見る人に先進的な印象も与えていますね。

採用売り手市場が激化していく流れに危機を感じた生駒市は、2013年から採用PRや採用方法を大きく転換しました。その内容について人事課担当者に、詳しくうかがいました。

計算しつくされたコミュニケーション戦略

生駒市職員

――生駒市は2013年から新卒応募者数が、前年の約2倍の1000名を超えましたが、この結果を出したプロモーションとはどんな内容ですか?

志望度は、ある程度知名度の高さと比例します。生駒市は人口12万人の住宅都市で知名度が高いとは言えません。
まずは、民間企業や大都市を志望する学生にも生駒に興味を持ち、知ってもらうことが必要でした。SPI 導入、試験日程の早期化ももちろん効果がありましたが、応募者数増加の最大の要因は、「ポスター、動画、ホームページ、説明会」と複数の媒体を組み合わせて、未認知層や興味関心層など各段階にあわせてコミュニケーション全体をコーディネートさせたことだと分析しています。
例えば、大学内で掲示されるポスターは情報精度よりも情報強度、情報を届けることよりも拡散することを意識しています。このためデザインにはとてもこだわっています。それを見て興味を持った人を動画に誘導し、ホームページで詳細情報を届け、説明会に来てもらって職員の熱さを感じてもらうようにしています。

生駒市採用ポスター

生駒市職員採用ポスター

ーー面接重視の採用方式に変えた理由は?

地方創生時代に入り、従来の「言われたことをきっちりやる」だけでは公務員として不十分。それに伴って試験方法を変える必要がありました。以下に記載したような人物を獲得するためには、面接でしっかりと見ることが大切であり、面接重視の方式に変更しました。

<生駒市役所が求める人物像>
・変化を恐れず新しいことに積極的にチャレンジする
・公私の境なく貪欲に地域に飛び込み、溶け込む力がある
・キーマンを集めつなぐ場や仕組みを作れる
・チームを推進していくリーダーシップがある

ーー実感している採用動画の効果は、具体的にどんな点ですか?

学生の反応としては、動画を見て「説明会やインターンに参加してみたいと思った」という声がとても多いですね。その効果もあり、採用説明会の参加人数は前年の約1.3倍になり、1000名を超えました。
2017年に初めて実施した「1day インターンシップ」でも、わずか5日間の申込期間にもかかわらず、全国各地から175名の申込みがあった点でも効果を実感しています。

まとめ

ポスターと動画を連動して採用告知することで、視聴回数の増加にも大きく貢献していると、人事担当者は言います。ハッシュタグ「#生駒は違う」も、TwitterやFacebook上で多くシェア投稿されました。
ターゲット層の20代がよく利用するメディアを多く駆使する方法で、採用動画の拡散にもつながるという結果を出した生駒市役所の採用戦略は、優秀な人材を集めることに苦戦している中小企業でも、応用しやすい手法だと思います。ご参考にされてみてはいかがででしょうか?

奈良県生駒市役所
テーマ > 企業動画 |
 業種 > 公共