新潟県十日町市にある緑豊かな当間(あてま)高原でリゾートホテルを運営するベルナティオ。「新潟県若年者就業支援プロジェクト」の一環で制作された同社のテレビ番組風の採用動画をご紹介します。
映像の落差でインパクトを演出!?
「当間高原リゾート ベルナティオ」の採用動画
動画を再生すると流れる穏やかな音楽。当間高原の美しい景色やベルナティオの異国情緒あふれる内観とともに、「クチコミ評価の高い施設に送られるエクセレンス認証受賞」や「じゃらんユーザー お部屋が良かった宿ランキング 第4位」などの受賞歴が紹介されます。
「ベルナティオ」は日本語訳すると「美しきふるさと」
まるで旅番組のような雰囲気なので、この動画は大自然にかこまれた土地で働くスタッフの姿や施設の魅力を紹介する内容かと思いきや……。
突如、ナレーターの声が一変!
ナレーションが「とまあ、ここまではよくあるリゾートホテルの話ですが!」と切り出し、旅番組からバラエティ番組風の雰囲気に! あろうことかスタッフも「立地条件がよくない」や「観光地化されていない」などと、ベルナティオのネガティブなところを話しはじめます。
さらには、ベルナティオのリピート率が高い理由についても、わからないスタッフが登場する始末。いい雰囲気ではじまった動画にも関わらず、不穏な空気が流れはじめます。
なんでもない場所なのにお客さまがやってくる理由とは?
観光地でもなんでもない場所なのに、なぜかお客さまがやってくる場所として紹介されるベルナティオ。
「お客さまはなにを求めてやってくるのか?」という問いに対して、スタッフは「自然」や「癒し」、「ゴルフ」などの回答を出しますが、ナレーターは「これも、ほかの場所でも十分ありえる話」と一刀両断。
しかし、次の場面でスタッフの口から、ベルナティオがほかの場所と決定的に違うところが語られます。
それは、人のあたたかさで溢れていること。フレンドリー&アットホームな接客が好評を得ている「お客さまへのあたたかさ」と、なんでも相談できるほど仲のよい「ともに働く仲間へのあたたかさ」。
スタッフにとっても働きやすい環境であることを伝えつつ、ベルナティオだからこそできる「人のあたたかさ」を紹介して、この動画は終わります。
若者の県内就職を促進
ベルナティオのマーケティング担当者に動画制作の経緯についてお聞きしたところ、「新潟県若年者就業支援プロジェクト」の一環として十日町市の認知度を上げるとともに、同社に対して興味をもってもらうことを目標に制作したとの回答。バラエティ番組風の演出にすることで、他社との差別化を狙ったそうです。
また、新潟県若年者就業支援プロジェクトではベルナティオ以外にも県内100社ほどの動画を作成しており、雇用のミスマッチを解消し、若者の県内就職を促進させることを目指しているといいます。