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脱力系アニメとコラボ!ハカルプラスの新卒採用動画

創業100年を越える電気機器メーカー「ハカルプラス株式会社」の新卒採用動画は、自虐ネタを盛り込んだ一風変わったアニメーション。実は、脱力系アニメ作品「Peeping Life(ピーピングライフ)」とコラボした、なんともゆる~い動画でした。

「Peeping Life」はどんなアニメ?

Peeping Life
「Peeping Life」とは、森りょういちさんがCGアニメで制作しているショートコメディで、DVDも多数販売されているくらいコアな人気を集めています。
声優には設定のみを伝え、それに沿ったストーリーをアドリブで演じ、一癖も二癖もある登場人物の掛け合いが笑いを誘います。ちなみにPeepingとは、和訳では「のぞき見をする」という意味。

ハカルプラスはこのアニメ作品とコラボを実現! 合同会社説明会のハカルプラスのブースで、採用担当者と就活生がやりとりをする場面が描かれています。

「タケモトピアノ」じゃないよ!

合同会社説明会
ハカルプラスは、2016年10月に旧社名「タケモトデンキ」から変更された新しい社名。この動画が制作されたころは、まだ社名変更前でした。

採用担当「ようこそ、いらっしゃいました~。今日、何社目?」

女子学生「まだ……、いろいろと見ていたところでして。」

採用担当「あ~~、大手企業のブースって最初混んでるもんね。空いてきたときにまた行こうかな~って感じかな? わかる! そういうの大事だよねー。」

女子学生「あ、はい……、ありがとうございます……。」

採用担当「うち全然人が来ないからさ、今日、君が一人目だから。丁寧に説明するから、なんでも聞いて! うちはね、タケモトデンキ!」

女子学生「あ~、CMで観ました! ♪売ってちょうだい~~みたいな!」

採用担当「あ、あれでしょ? ピアノのやつでしょ? ピロロロロ~ンって言ってね~~って、うち、全然ピアノ弾かないから! ピアノも売ってないから!」

と、こんな風にノリツッコミや自虐ネタが採用担当者から繰り広げられ、後半になると就活生が担当者をからかうような発言も……。

チャレンジングな企業姿勢をアピール

ハカルプラス三宅社長

ハカルプラス・三宅社長

ところで、どうしてハカルプラスはPeepinng Lifeとコラボしようと思ったのでしょうか? 代表取締役の三宅社長に伺ってみました。

「外部セミナーで、『ごはんですよ!』で有名な桃屋さんがPeeping Lifeのアニメで商品宣伝をしているという話を聞いたのがきっかけです。当社でも何かこのアニメを使って面白い取り組みができないかと考えたときに、『新卒採用だ!』とひらめきました。早速社員に制作会社とコンタクトを取ってもらい、トントン拍子で制作が進みました。お陰様で、創業100年の企業がこんなバカげた動画を作る、またその承認が下りるというチャレンジングな姿勢が学生に評判です。」(三宅社長)

ハカルプラスではこの動画のほかにも、「VRを使った謎解き説明会」を開催し一次選考の応募者数が以前の8倍に増加。自社の魅力を上手に発信し、若手人材確保に積極的に取り組んでいるようです。

ハカルプラス(株)