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採用動画に裏バージョン!?テンナイン・コミュニケーション

通訳・翻訳・英語教育の株式会社テンナイン・コミュニケーションは、2種類の採用動画を同時に公開しました。ひとつの動画はインタビューを中心とした真面目な内容。そして、“裏バージョン”と題された動画はとても奇妙なものでした……。

限りなく100%に近いコミュニケーションを目指す

上記のインタビューを中心とした“表バージョン”の採用動画では、業務内容や職種などを伝えています。映像冒頭には数字の9が10個並び、「限りなく100%に近いコミュニケーションサポート」という理念がテロップで紹介。これが社名の由来になっています。

翻訳コーディネーター
「通訳コーディネーター」や「英語講師」などの職種紹介は各15秒前後で、わかりやすくコンパクトにまとめられています。全編に渡って字幕を表示するのも、語学サービスを行う企業の動画として、必須といえる配慮でしょう。

“表バージョン”では3分間で企業情報を伝えており、誠実な印象を受けます。この動画だけでも、テンナイン・コミュニケーションの業務内容が伝わると思いますが、なぜ“裏バージョン”なるものもつくったのでしょうか……?

恐怖のテンナイン初出勤!?

つづいて、“裏バージョン”の採用動画をご紹介します。こちらは主人公である新入社員がテンナイン・コミュニケーションに初出勤するシーンから始まります。教育係の先輩社員から、社内共用語が“多言語”であることを伝えられオフィスに案内されることに。

英語教師

男性の先輩社員

男性社員にパントリーの使い方を英語で説明される主人公。親指をつきたて、「オ、オッケー」と答えますが、動揺を隠せない様子。続いて、英語以外の言語でオフィスの説明を受けることになりますが、もはや何語なのかも理解できずパニックに。
そこに、テンナイン・コミュニケーションの社長があらわれるのですが……。

宇宙人社長
社長が宇宙人!? 表バージョンの清楚な姿と、ギャップがすごすぎます!

代表取締役

“表バージョン”出演時の社長

宇宙人(社長)の目から光線が放たれると、なぜか出社時刻にタイムスリップ。さきほどと同じやり取りをもう一度繰り返すことに。しかし、主人公にはある変化が起こっていました……。
続きは動画をご覧ください!

2種類の採用動画でミスマッチが減少

オフィス
裏バージョンを作った理由を広報担当の松本匡史さんに伺うと、コメディ調の動画にすることでユーモアのある和やかな社風を伝えたかったといいます。

動画制作のきっかけは、東京ビッグサイトで開かれた人事部向けの展示会にて、Googleが採用動画を利用して行ったダイレクト・リクルーティングのプレゼンを目にしたこと。その事例を参考にテンナイン・コミュニケーションでも採用動画をGoogle AdWordsで宣伝し、自社サイトにも掲載した結果、1年間で7万回以上も再生されました。

「以前は一定数の採用応募があるものの、面接時点で応募者のやりたい仕事と弊社の業務内容とでミスマッチを起こしているケースが多くありました。しかし、2種類の採用動画を公開することによって、事前に社内の雰囲気や業務内容をわかりやすく応募者に伝えることができたと思います。」(松本さん)
実際に動画公開後はミスマッチが減少し、採用につながる機会が増加していると、手応えを感じているそうです。

(株)テンナイン・コミュニケーション