斬新な選考方法を毎年企画している介護福祉施設「社会福祉法人あかね」では、2017年度の採用選考イベントを、なんと兵庫県南東部の六甲山頂上にて行いました。今回は、その選考募集動画をご紹介します。
六甲山~内定をいただき~
2016年5月24日、標高931mの山頂にて、本当に開催された採用選考イベント「六甲山~内定をいただき~」。動画に出演しているのは、あかねの人事担当、中尾マネージャーとマンタさん。このイベントの打ち合わせ場面から映像が始まります。
中尾 「なんで、六甲山で採用選考なの?」
マンタ 「やったことないことをするのが面白いじゃないですか!」
中尾 「それ、面白い?」
マンタ 「登山自体がチャレンジじゃないですか、そういった子が欲しい!」
中尾 「じゃあ、やってみる?」
マンタ 「やりましょう!!」
どうやらチャレンジ精神旺盛な若い人を採用したいようですね。でも、なぜ山で選考するんでしょう……?
人事担当・中尾マネージャー
中尾 「登山する人って、いい人多いもんね」
そ、そんな理由で!?(笑)
スーツで登山する二人(雪は多分合成)
開催日時と、「事前のエントリーは不要。直接山頂にお越しください」というテロップが表示されて動画は終わります。はたして、実際に参加者は六甲山に来るのでしょうか!?
(ちなみに、雨天決行だそうです!)
「山で選考」というシュールな光景
選考当日、会場の二人
当日は、みごとに快晴! 登山……、ではなく採用選考日和となりました。
この六甲山採用選考に参加した人には、「最終面接チケット」が付与されます。通常の選考フローでは、施設見学、一次面接、筆記試験、スタッフ訪問、人事面談、最終面接、内定という工程を踏むのですが、いきなり最終面接までスキップできるというのは太っ腹すぎませんか?
当日、山頂に来た人は合計4名。そのうちの一人はなんと選考途中の人でした。
山頂で採用選考をしていると……
普通の登山客がざわざわ「何してるんですか?」と質問
山頂まで来る人は志望度が高い
2015年新卒採用では「ハンターから逃げ切ったら一次選考免除」、2018年新卒採用では最短その場で内定獲得の「忖度選考」など、かなり尖ったイベント選考を実施する社会福祉法人あかねの担当者に、いろいろ質問をしてみました。
Q.毎年ユニークな採用選考を行っている理由は?
「イベント選考を行っている理由は、チャレンジ精神・好奇心旺盛な人材を発掘することと、会社のブランディング戦略の二つがあります。社会福祉法人は地味な印象を持たれがちですが、先進的な企業であることを訴求するために毎年話題になっているトピックや就活生のニーズを組み込んだ選考を実施しています。」
Q.六甲山では「選考スキップできるチケット」を全員に配布していたのは、どうしてですか?
「これまでイベントの達成レベルに合わせて、一次面接免除や二次面接免除チケットを達成報酬として付与しています。今回の六甲山選考では、場所が遠く離れた六甲山の山頂に登山するくらい、『弊社への志望度も高い』ということで、その心意気を買って最終面接チケット贈呈することにしました。」
大道具・小道具もとことん作り込み、映像制作にこだわることで映像を見た人から驚きの声が多く寄せられるようです。毎年その声を励みに採用動画をより進化させている社会福祉法人あかね。採用ミスマッチを防ぐために、会社や福祉業界の理解に不安がある学生には、人事チームからしっかりフォローもしています。
来年の採用動画は、どんなものが公開されるのか今から期待が膨らみます!
2015年『ハンターから逃げ切れたら選考免除』
2018年モリトモを見つけ出せ『忖度選考』