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総務の悩みを共有する交流会!「おかんの井戸端会議」に潜入取材

健康的で安全なお惣菜を社内に常備できる宅配型社食サービス「オフィスおかん」を運営する株式会社おかん。同社では総務・人事・管理部のための交流会「おかんの井戸端会議」を定期的に開催しています。今回、編集部は第4回「おかんの井戸端会議」の様子を取材してきました。

「おかんの井戸端会議」とは?


“働くヒトのライフスタイルを豊かにする”をミッションに掲げる株式会社おかん。企業内で従業員の働きやすい環境をつくっている総務・管理部の方々を対象に、それぞれが抱える悩みや、課題解決のための取り組みを共有し、情報交換できる場として「おかんの井戸端会議」を開催しています。

おかんの清水さんは、「今まで、総務・管理部の方が業務にかかわる情報を得る手段としては、雑誌やWeb媒体が主でした。整理されてまとめられた情報ですね。一方で、同じ総務・管理部の人どうしが面とむかって話をして情報共有する機会は、かなり少なかったかと思います。こういった生の声を聞ける場、そして実際に議論を交わした、他の会社の同業種の方とネットワーク構築できる場を提供できればと実施しています。」と井戸端会議開催の経緯について話しています。

過去には「働きやすいオフィスのつくり方」や「生産性改善&時短テク」などをテーマに開催されてきましたが、今回のテーマは「総務主導の社内活性化イベント・制度の共有会」。当日は多くの参加者が集まり、ディスカッションが行われました。

自社での取り組みを付箋に記入中

ディスカッションをはじめる前に、参加者は自社の社内活性化イベントや制度を付箋に記入。その付箋をひとりずつ、ホワイトボードに貼りながら、それぞれの取り組みを発表していきます。つづいては、特にみなさんの反響が大きかった取り組みをピックアップしてご紹介します。

社内活性化の取り組みを発表

<取り組みの具体例>

●「ランチブロック」
社内で共有できるスケジュール管理システムに、同僚との食事の予定も入力するという取り組みです。
管理システムでは予定を種類ごとに色分け。たとえば“青色”は社内会議、“黄色”は外出などといったルールに設定し、“黒色”は業務外の予定を入れることになったのがきっかけで「ランチブロック」という制度がつくられたといいます。上司が部下を食事に誘うなど、上の立場の人が積極的に活用することで制度が浸透し、他部署の人もランチに誘いやすくなったそうです。

●「MVP表彰」
四半期に一度の社内キックオフイベントで、MVPや敢闘賞などを表彰する制度。
レッドカーペットやスポットライトを使用した豪華な演出がされたり、表彰状にはチームメンバーからの手書きメッセージが入れられたりと、従業員のモチベーションを上げる工夫が随所に散りばめられています。

●「早起きは1000円の得」
始業時間の1時間前に出社した人に500円、2時間前に出社した人には1000円が残業代とは別に支給される制度です。これで月に2万円以上支給された人もいるのだとか。電話が鳴らない朝の時間帯は業務に集中しやすく、残業を減らす狙いもあるといいます。

各グループの代表者による全体発表

上記の制度以外にも、各企業はさまざまな取り組みを行っており、特に多かったのはランチ代を会社が補助する制度。この制度は、多くの企業で取り入れられていますが企業ごとに内容が異なり、部署をまたいだメンバーがランダムで選出されたり、必ず“季節を感じるランチ”を食べに行くルールだったりと、マンネリ化しない工夫をしています。なかには社長と1対1の食事ができるランチ制度もありました。

懇親会でも情報交換


ディスカッションの後は、オフィスおかんのお惣菜を試食しながらの懇親会になりました。総務や管理の方は社内での業務が多く、社外の方とのつながりをつくる機会は少ないといいます。懇親会では、ディスカッションでは話し足りなかったテーマについて話し合ったり、総務ならではの悩みを共有したりと、とても盛り上がっている様子でした。

参加された方々の話を聞いて、働き方改革を進めるにあたっても、企業の規模や業種によって制度の内容が違うということがわかりました。今後も「おかんの井戸端会議」は、働きやすい職場をつくるためのヒントがもらえる交流会として、さまざまなテーマで開催されていくようです。

参加者からは「こういった総務・管理部の交流会は今までなかったが、ぜひやってほしかった」「専門誌やWebサイトではなく、同じ総務・管理部の方々から生の声を聞ける貴重な機会だ」と評判もよいようです。